29 1月

整体院と接骨院の違いNO.2

  • 1月 29, 2022
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2個前のブログでまずは、2つの院の違いについて説明させてもらいました。

今回は「保険適用」についてお話します。

※『整体院』各種保険の適用ができない。→慢性的な痛みに対応

※「接骨院」各種保険の適用ができる。→急性的な痛みに対応

まず、『各種保険取扱い』とありますが、どんな症状にも保険は適用になるでしょうか?

接骨院(整骨院)は病院ではありません。柔道整復師が健康保険扱いで施術ができるものは、柔道整復師法や厚生労働省通知などで細かく定められています。

分かり易く図を見て下さい。

知っていますか? 「接骨院・整骨院」の正しいかかり方 | 保険の手続き | 全国建設工事業国民健康保険組合知っていますか? 「接骨院・整骨院」の正しいかかり方 | 保険の手続き | 全国建設工事業国民健康保険組合

接骨院では脱臼、骨折の応急措置のほか、打撲やねん挫なども扱っています。

発生して1ヶ月以内の症状への対応が中心であり、保険も使えます。

注射や内服薬を使わないのが特徴で、主に柔道整復術を用いて利用者の治癒能力を引き出していく流れです。

保険適用内でできる治療は、

・電気治療

・ローラーベッド

・温熱パック

・マッサージ(5分程度)

などの簡易的なものに限定されています。

このような簡易的な治療で、症状が改善できればいいのですが、仮に症状が改善されない場合であっても、これらの治療を受ける続けることしかできません。

症状が慢性化してしまっている場合や、重度の症状の場合、簡易的な治療ではなかなか思うように改善しないことが多々あります。

そして、接骨院でも下記の場合では全額自己負担(保険適用外)となります。

・日常生活の疲れなどからくる肩コリ、腰痛、体調不良、スポーツによる筋肉疲労

・慢性病や年齢からくる身体の痛み(神経痛・リウマチ・関節炎・ヘルニアなど)

・上記の理由で受けるマッサージ

・外科・整形外科等で治療を受けながら、同時に柔道整復師施術を受ける場合です。

Q.肩や腰が痛いので整骨院に行こうと思うのですが、健康保険が使える場合もあるのでしょうか?

A.健康保険が使えるかどうかの基準は負傷した原因によります。捻挫や打撲などによるものであれば、健康保険が使えます。しかし、日常的な筋肉の疲労などは保険適用されません。もしこれを「健康保険が使える」と説明を受け施術を受けたとしても、健康保険の適用が認められなければ、全額自己負担となり、後で請求されることもありますから注意しましょう。

当院、ふちゅう美容教正院は整体にあたり、私たち整体師は非医業類似行為に分類されるため、症状鑑別や治療行為は行えません。

その為、全額自己負担=保険適用外となるので、お値段が高く感じてしまいますよね。

ですが、痛みの原因が明確に分かっていればその箇所だけを施術すればいいのですが、

分からない場合などは、まずは痛みが起こっている原因から探していかないと又ぶり返してしまいます。

慢性的な痛みや辛さ(肩コリ、腰痛など)は私たちの管轄です。

痛みを早く良くしたくて気持ちは焦りますが、原因を探して、きちんと身体と向き合いながら少し気長に構えてなるべく早く良くしていきましょうね!