冷え症について2
- 1月 12, 2022
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こんにちは!
今回はなぜ整体で冷え性が改善するのかをお伝えしていきます。
① 歪みを整えることで筋肉の活動量が増え、代謝が上がる。
姿勢と冷えとの関係ですが、良い姿勢を保つには、筋肉(姿勢筋)が必要です。
背中でいうと脊柱起立筋、ほかにお腹の腸腰筋、太腿の大腿二頭筋なども姿勢を保つために使われている筋肉です。
(こうした「姿勢筋」は、地球の重力に抵抗してカラダを支えているので、「抗重力筋」と呼ばれることもあります。)
脊柱起立筋は大きな筋肉なので、これを使うと代謝(安静時代謝:座って安静にしている状態で消費される エネルギー量)が上がり、
常に熱を生み出せるようになります。
逆に、楽な姿勢ばかりしている人は、姿勢筋がさぼっている状態なので、
筋肉は衰える一方で、代謝も悪くなってしまいます。
特に猫背は、胸の筋肉が縮み、反対に背中の筋肉は伸ばされるので
筋肉の使い方がアンバランスになってしまいます。
熱は筋肉の収縮によって産生されるので、
こうした偏った姿勢で長時間のデスクワークなどを行えば、
必然的に身体は冷えやすくなります。
さらに肺が圧迫されて呼吸も浅くなれば、
肺の周りの筋肉の収縮運動も低下してしまいます。
女性が冷え性になりやすいひとつの原因に、筋肉量が少ないことがあげられますが、
筋肉というのは、〝体の熱を生み出す場所〟
整体で身体を整え正しい姿勢が長くできるようになることで
姿勢筋も使えるようになり、筋肉の硬さもとれ血流がよくなり
冷え性の改善に繋がります。
② 歪みを整えることで自律神経の働きが良くなり内蔵が活発に動くようになる。
自律神経は内臓、血管などの働きを一定に保ち、バランスを整えています。
これが乱れることにより温度調節ができなくなり
冷えを感じるようになります。
背骨や骨盤は自律神経が多く通る場所です。
そのため背骨や骨盤が歪んでいると自律神経の働きも低下してしまいます。
さらに前かがみの姿勢によって内臓が圧迫され活動が低下すれば
消化の際に発生する熱量も減少してしまいます。
その結果、体内の熱を作り出すことが難しくなり、
温まりにくく冷えやすい体質になり、
おまけに脂肪がつきやすい身体になってしまうのです。
③ 歪みを整えることで血液やリンパの流れが良くなり、温まりやすい身体になる。
同じ方向を向いての就寝、同じ方に足を組むなどの積み重ねが原因で骨盤が歪んでしまっていると、
血管やリンパが圧迫されてしまいます。
その結果、特に下半身の血行が悪くなり代謝が低下してしまいます。
さらにお尻や太ももに蓄積される老廃物がセルライトという固まりになってしまうと
身体の冷えがますます酷くなります。
血液には、酸素や栄養素を身体の隅々の細胞まで運び、二酸化炭素や老廃物を回収するだけでなく、
体内で作られた熱を全身に伝え身体全体を温める働きがあります。
歪みを整え血流やリンパの流れを改善することで身体が温まりやすくなり、
冷え性だけでなく、むくみや下半身痩せにも繋がります。
冷え性は姿勢だけでなく、生活習慣も大きく影響してきますが
日々の生活やお仕事に影響を及ぼすような方は、
専門家の手を借りて改善に向かわせるのが近道になります。
是非一度ご相談下さい。