美タミン通信 10月号
- 10月 11, 2021
- Blog
姿勢を正して健康になろう!
10月といえば『スポーツの秋』ですね。『読書の秋』や『食欲の秋』と言われる方もいるかもしれません。運動するにしても読書するにしても、大切なのはその時の姿勢です。食事中も同じです。悪い姿勢を放っておけば一部の筋肉や骨格に負担がかかり、様々な不調が現れ体型も崩れてしまいます。
悪い姿勢が体に及ぼす影響
悪い姿勢は私たちの体にどんな影響を及ぼすのでしょうか?代表的な3つの影響をご紹介します。
1. 病気になりやすくなる
- 脳梗塞・・・猫背の中でもひどい状態になると、首が前に突き出た状態になりストレートネックと呼ばれる頸椎が真っ直ぐな状態になってしまいます。脳に血液を送る太い血管の血流を阻害し『脳梗塞』を引き起こしやすくなります
- 慢性腰痛・・・反り腰になると、腹筋やお尻の筋肉があまり使われず太ももの筋肉に負荷が溜まります。上半身の体重を腰と股関節で受け止めてしまうことになるため、腰痛やヘルニアになる可能性が高くなります。
- 女性特有の症状の悪化・・・生理痛や便秘は骨盤の歪みによって悪化すると言われています。
2. メンタルに問題が出やすくなる
- 不眠症・・・悪い姿勢で一部の筋肉が常に緊張した状態になると、身体にコリや痛みを引き起こします。それが睡眠の質を悪くし、睡眠を阻害します。
- うつ病や自律神経失調症・・・心の病気の人は普段の呼吸が浅いという研究結果があります。姿勢が悪いと、この呼吸をする為の器官をうまく動かすことが出来ません。
3. 痩せにくい体になる
- 内臓に負担がかかる・・・姿勢が悪いと上半身の筋肉が圧迫され、内臓の中野血管の働きを悪くし、脂肪の燃焼が不活発になります。
- 血流が悪くなる・・・内臓や筋肉を走る血流を阻害し、新陳代謝が低下してしまいます。
運動不足や筋力低下を感じ、トレーニングを始めようと思っていても、なかなか時間が取れない、ハードなトレーニングは気が引けると言う理由で、後回しになっていませんか?実は日常生活の家事や移動をする時に正しい姿勢を意識することで、手軽なトレーニングになるのです。ポイントは毎日少しずつでも『続けること』で筋肉のスイッチを『ON』にしてあげることが大切です。日常動作で正しい姿勢を意識する場面と注意点をご紹介します。
日常動作のココを意識しよう!
歩く
背筋を伸ばし、特に下腹部(腹横筋)とお尻(中殿筋)を意識しながら、いつもより大股・早足で歩く。これだけで運動量も20%〜30%アップします。
椅子に座る
下腹部(腹横筋)に力を入れ、お尻(中殿筋)を引き締めてから腰を下ろし、背筋を伸ばす。自然とひざが閉じれば正しく座れている証拠です。日常的に行うことで『腹横筋』が鍛えられ、運動量も10%アップします。
掃除機をかける
下腹部(腹横筋)に力を入れて、腕の付け根から動かすことを意識する。利き手で出来るようになったら、反対の手でも行う。
髪を洗う
腕を伸ばし、両ひじを肩より高く上げる。手首だけでなく、肩を軸に腕を大きく回すように動かして洗う。
日常生活の注意点
- カバンなどを決まった方に持っている→姿勢が片方に偏ってしまう
- 座った時に背中を丸めている→猫背になってしまう
- 立っている時に片足ばかりに体重をかけている→骨盤、上半身が傾いてしまう
- すり足で歩いている→前かがみで、筋肉を十分に使わない。つまずきやすい
- 歩く時に左右に体が揺れている→筋力が低下して転倒しやすい
- 足を組んで座っている→骨盤が歪んで、腰も曲がりやすい
- パソコンや書き物などデスクワークが多い→前かがみで首や腰に負担が増える