07 7月

美タミン通信7月号

  • 7月 07, 2021
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危ないのは今?!

熱中症といえば真夏の暑い日のイメージが強いのですが、気温が高い日ばかりではありません。体が暑さに慣れていない季節の変わり目にも注意が必要なのです。まず初めに熱中症の症状にはどのようなものがあるかご紹介します。

☀️注意!熱中症の症状💦💦加齢によって後頭部に大汗かくのは本当? - Bless Glass Hair Lounge

1.めまいや顔のほてり・皮膚の異常

目眩や立ちくらみ、顔がほてったり体温が高くて皮膚を触るととても熱い、皮膚が赤く乾いているなどの症状は熱中症のサインです。

2.筋肉痛や筋肉のけいれん

『こむら返り』と呼ばれる手足の筋肉がつるような症状が出たり、筋肉がピクピクとけいれんしたり硬くなることもあります。

3.体の怠さや吐き気

体がぐったりし、力が入らない。吐き気や嘔吐、頭痛などを伴うこともあります。

4.汗のかき方がおかしい

拭いても拭いても汗が出る、もしくは全く汗を書いていないなど、汗のかき方に異常がある場合には熱中症にかかっている危険性があります。

5.真っ直ぐ歩けない

体がガクガクとひきつけを起こしたり、真っ直ぐ歩けないなどの異常がある時は、重度の熱中症にかかっています。直ぐ医療機関を受診しましょう。

6.呼びかけに反応しない、水分補給ができない

呼びかけに反応しない、おかしな返答をするなど、自分で上手に水分補給ができない場合は大変危険な状態です。この場合は、無理やり水分を飲ませることはやめ、直ぐ医療機関を受診しましょう。


 

このように熱中症を悪化させないために、熱中症のサインに気がついたら、日頃から熱中症の予防・対策を行うことが大切です。次に熱中症の予防・対策について詳しく説明していきます。


 

熱中症の予防・対策

熱中症は正しい予防方法・対策を知り、普段から気をつけることで防ぐことができます。対策は以下のように大きく分けて3つに分けることができます。

対策①シーズンを通して暑さに負けない身体づくりをする

〜〜水分をこまめにとろう〜〜

水を飲んでいる男の子のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

喉が乾いていなくても、こまめに水分をとりましょう。スポーツドリンクなどの塩分や糖分を含む飲料は水分の吸収がスムーズにでき、汗で失われた塩分の補給にも繋がります。

〜〜塩分を程よくとろう〜〜

毎日の食事を通して程よく塩分をとりましょう。大量の汗をかく時は特に塩分補給をしましょう。

〜〜睡眠環境を快適に保とう〜〜

通気性や吸水性の良い寝具を使ったり、エアコンや扇風機を適度に使って睡眠環境を整え、寝ている間の熱中症を予防しましょう。

〜〜丈夫な体を作ろう〜〜

バランスの良い食事や十分な睡眠をとり、丈夫な体を作りましょう。体調管理をすることで、熱中症にかかりにくい体づくりをすることが大切です。

 

対策②日々の生活の中で暑さに対する工夫をする

〜〜気温と湿度を把握しよう〜〜

屋内の場合は風通しを良くしたり、扇風機やエアコンで室温を適度に下げることで、気温や湿度が高くなるのを防ぎましょう。過度の節電や『この程度の暑さなら大丈夫』と我慢してはいけません。

〜〜日差しを避けよう〜〜

屋外の場合は帽子をかぶったり、日傘を刺すことで直射日光を避けましょう。また、なるべく日陰を選んで歩いたり、日陰で活動したりするようにしましょう。

〜〜衣服を工夫しよう〜〜

衣服を工夫して暑さを調整しましょう。衣服は朝や綿など通気性の良い生地を選んだり、下着には吸収性や速乾性に優れた素材を選ぶと良いでしょう。

〜〜『冷却グッズ』を身につけよう〜〜

冷却シートやスカーフ、氷枕などの冷却グッズを利用しましょう。首元など太い血管が体の表面近くを通っているところを冷やすと、効率よく体を冷やすことができます。

 

対策③特に注意が必要なシーンや場所で暑さから体を守る行動をとる

炎天下でのスポーツや、空調設備の整っていない環境での作業時などでは、熱中症の危険からしっかりと身を守る行動をとることが必要です

〜〜飲み物を持ち歩こう〜〜

出かける時は水筒などでいつも飲み物を持ち歩き、気づいた時にすぐ水分補給できるようにしましょう。

〜〜休憩をこまめにとろう〜〜

暑さや日差しに晒される環境で活動をするときなどは、こまめな休憩をとり、無理をしないようにしましょう。


 

以上の対策をとって熱中症を予防していきましょう。

それでも熱中症になってしまった場合、応急処置で大切な3つのポイントがあるのでご紹介します。

応急処置のポイント✏️

POINT1涼しい場所へ移動しましょう・・・まずはクーラーが効いた室内や車内に移動しましょう。屋外で、近くにそのような場所がない場合には、風通りの良い日陰に移動し安静にしましょう

POINT2衣服を緩めて、体の熱を放出しましょう。氷枕や保冷剤で両側の首筋やわき、足の付け根などを冷やします。皮膚に水をかけて、うちわや扇子などで仰ぐことでも体を冷やすことが出来ます

POINT3できれば水分と塩分を同時に補給できる、スポーツドリンクなどを飲ませましょう。嘔吐の症状が出ていたり意識がない場合は、誤って水分が気道に入る危険性があるので、無理矢理水分を飲ませることはやめましょう。


熱中症が疑われる時は、ただ水分を補給するのではなく、塩分も一緒に補給することが重要です。目安として、1ℓの水に対して1〜2gの食塩を加えた食塩水は自分で手軽に作れるのでオススメです。さらに、長時間のスポーツなどで失われた糖分を補い、エネルギーを補給するために砂糖などを加えると、水分や塩分の吸収が良くなる上に、疲労回復にも繋がるのでより効果的です。